PCエンジン「ダブルダンジョン」
昨日はかなり手短に済ませたゆえ、今日はちゃんと語るぞー。
なんて思いながらブログをチェックすると・・・
昨日の記事がバーンアウトよりも読まれているんですけどぉ?!
ゲーム語り。雑談に負ける。
さて、本日は少しマニアックなゲームを語ろう。
1989年10月31日、メサイアからPCエンジン専用ソフトとして発売
ダブルダンジョン
このゲームは擬似的な3DRPGとして開発され、メガテンシリーズや世界樹シリーズと同じようなダンジョンMAPになっていることが特徴だ。
↑こんな感じでね。
このゲームの流れとしては、シナリオ(全22)を選び、ダンジョンを進みながらLvを上げ、お金を貯めて装備を買い、ボスを倒す。
という非常にシンプルな構成となっている。
一応、ストーリーはあるらしいのだが、無いものと思っていい。
実際のところ、このゲームは発売時期を考慮してもRPG作品として見るとクソゲーに分類されてしまうような内容だ。
ストーリー×、単調なシステム、基本的には通常攻撃しか攻撃方法がない、変わり映えのしないダンジョン、UIの不自由さ等。
問題点を上げるとキリがない。
しかし、自分はこのゲームが好きだ。
思い出補正もあるだろうが、まず2人協力プレイができる点を評価したい。
単調ゆえにテンポよく進むため、友達が遊びに来た時にちょっとした協力プレイができる。
どんなゲームも、親しい友達と遊ぶと面白いものである。
更には戦闘時のエフェクトや、攻撃がヒットした時の音は中々にできが良い。
単調な戦闘であっても多少の爽快感が得られる。
とまあ評価できる点がいくつかあるわけだ。
だがしかし、このゲームが好きな最大の理由が別にある。
主人公がモンスターと戦闘する際、攻撃をしていると主人公のセリフが流れる。
このセリフは(記憶が間違っていなければ)3パターンあり、攻撃時にランダムに流れるようになっている。
そのセリフと言うのが以下の3つだ。
「これでもか!これでもか!」
「思い知れ!」
「思い知ったか。」
これがランダムで流れるのだ。
そして何を隠そう私がこのゲームを好きな最大の理由というのが、このセリフ達だ。
このセリフを発している主人公が…といった方が正確かもしれないが。
おそらく、ここまで読んだ人は十中八九同じことを思っただろう。
「・・・は?なんでそれが好きな理由なの?」
といった具合に。
私は細かいことが気になってしまうことが多々ある。
相棒の右京さんの如く、悪い癖かもしれない。
では何が気になったかと言うと、2点ある。
まず1つ。
「これでもか!これでもか!」「思い知れ!」「思い知ったか。」
前述の通り、主人公がモンスターに攻撃する際にランダムで流れるセリフなのだ。
攻撃のタイミングに関係なく。
・・・お分かりいただけるだろうか?
主人公は出会ったモンスターへの初撃であったとしても、あたかも先程からずっと攻撃を続けていたかのような口ぶりで攻撃するのだ。
これにはモンスター側も驚きである。
いやもしかすると、モンスターにとって予想外な出来事を起こすことで心理を揺さぶり、有利を得ようとする高度な戦略なのかもしれない。
主人公、恐るべし。
そしてこれに繋がるもう1つ。
当然だが、モンスターは主人公の攻撃1発で死ぬほどやわではない。
何度か攻撃をしつつ、受けつつ、HPを減らして倒さなければならない。
にも関わらずだ。
「これでもか!これでもか!」
うん、何回か攻撃してるならわかるな。
「思い知れ!」
うん、これも気合が入ったんだろう。
しかしまだモンスターはピンピンしている。
とそこで来るのが…
「思い知ったか。」
…なんとこの主人公、まだまだピンピンしているモンスターとの戦闘中であるにも関わらずだ。
あろうことか先程までのテンションとは打って変わってモンスターを倒したかのような雰囲気をかもしだすのである。
ずっと!マークを使っていたのに、急激な落ち着きようである。
これにはモンスターも呆気に取られてしまう。
初撃では出鼻をくじかれたが、体勢を立て直し、いざ!
と思った矢先、相手が急に語りかけてくるかのようなテンションで接してくる。
なんという2段構え。時間差を利用した2段構えだ。
そして思考停止寸前のモンスターに再び
「思い知れ!」
と叫びながら主人公は攻撃をしかけていく…
単調な戦闘を盛り上げてくれる、この主人公のセリフが気になった時。
その時、私はダブルダンジョンの虜となった。
例えクソゲーであったとしても、プレイヤーが楽しむ姿勢を持てば楽しめるものなのだ。
それを私に教えてくれた。
ありがとう、主人公。ありがとう、ダブルダンジョン。
ここまで読んだ方は尊敬します。
自分で書いておきながら、この記事書いてる人の頭大丈夫かな?と心配になりました。
何を語りたかったのかよくわかりませんが、今日はここまでで。
ちなみに私はPCエンジンではなく、Wiiのバーチャルコンソールでこのゲームを発見して遊んでおりました。
現在もWiiU、WiiU等で配信されているはずなので、プレイしてみはいかがでしょうか。
謎の中毒性のあるゲームです。